- TOEICに必要な英語力が分かる
- 文法から始めるべき理由が分かる
この記事は「TOEICってどんな勉強したらいいの?」「単語を覚えて問題集を解く以外にすることある?」というTOEIC初心者のためのものです。TOEICに必要な英語力が分かります。
TOEICに必要な英語力を知る
- 文法力
- 単語力
- 熟語・その他表現力
- パート別理解力
TOEICに必要な英語力は以上4つです。勉強順もこのとおりとなります。訳は文法と語彙によって決まるからというのがひとまずの理由ですが、これではピンときませんね。
TOEICの英語力1:文法力
まずは文法力を身につけます。理由は二つです。
一つ目は、文法は英語の骨格だからです。骨格が分かれば文章を区切ることができ、訳にあたりをつけられます。それから単語や表現を調べることでただしく理解できます。反対に単語だけでは分からないケースが多発します。
たしかになんとなくで訳せる場合もあります。いっぽうで長文を読むとどんどん迷子になり、答え合わせのときにびっくりする訳になっていたりします。すこし例を見てみましょう。この文の意味は分かりますか。
出典:YouTubeチャンネル『やり直し英語塾 ナオック』より
この文、「これはすべての人ができることだ」と訳したくありませんか。それは誤りです。ただしくは「人々ができるのはこれだけだ」になります。allを名詞ととらえpeople以下を修飾節としないと文法的エラーが起こるためです。
このようにむずかしい単語が含まれていないのにもかかわらず、訳を誤るケースはやまほどあります。それらは文法力によって補うことができるのです。
もう一つは、英単語よりも覚える量がすくなくコスパがよいからです。文法は50時間ほどでマスターできます。いっぽうで単語はきりがなく、ネイティブレベルを目指すなら何万語も覚える必要があるのです。
また文法とは骨格であり基本ルールなので、覚えるだけであらゆる表現ができます。そこも考慮すると、文法は単語よりも時間的なコスパがよいといえるわけです。
TOEICの英語力2:単語力
つぎに基礎レベルの単語力を身につけます。文法が大事だとはいえ最低限の単語を知らないと訳せません。さいわい基礎単語はTOEIC600点クラスの単語帳で勉強できます。
覚える量は自分のレベルと目標スコアによります。大学の一般入試を経験した方を例にとると、600点までは500語、730点までは1000単語、860点までは2000単語ほどで攻略可能です。
TOEICの英語力3:熟語・その他表現力
つぎに熟語などの語彙力を身につけます。文法と単語の知識だけは訳せない部分がでてくるからです。
たとえば、I ended up ordering the book online. という文はend up doing(結局~する)という熟語を覚えることで意味が理解できます。これを文法と単語だけで訳そうとすると…
こういうことがよく起こります。つまづくポイントがここだといっても過言ではありません。こちらもはじめに300語ほどは覚えておきたいところです。
TOEICの英語力4:パート別理解力
いよいよTOEICに特化した力を身につけます。TOEICの各パートでは文法・語彙・内容がリーディング・リスニングのあらゆる形で出題されます。適切な返答を選ぶ、穴の空いた文章を埋めるなどさまざまです。
リーディングでは単語力・文法力とそれを速読する力が問われます。TOEICは回答時間が短いのでタイムアップになる方が続出します。はじめて受ける場合は必ずといっていいほど間に合いません。
リスニングではより簡単な英文が出題される代わりに正しく聞きとる力が問われます。返り読みせず一発で意味を理解する訓練や、覚えた単語と発音を一致させる勉強もここで必要になってくるでしょう。
これらを身につけなければ得点することができません。英字新聞が読めるのにTOEICには答えられない方が大勢いるのはそのためです。
TOEICに必要な英語力まとめ
- 文法力
→ 英語のルールを理解するのに必要 - 単語力
→ 英語の語彙を理解するのに必要 - 熟語・その他表現力
→ 英語の語彙を理解するのに必要 - パート別理解力
→ 身につけた力をTOEICで発揮するのに必要
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