【TOEIC】文法特急を徹底レビュー(評価と特徴まとめ)

初心者ぬこ
『文法特急』って使ってみてどうだったかにゃ?
マスターいっぬ
『文法特急』の特徴をふまえてレビューするぞ。
  • 『文法特急』がどんな参考書なのかが分かる
  • 『文法特急』の長所・短所が分かる
  • 『文法特急』のレビュー・使ってみた感想が分かる

「文法特急よいって紹介されるけどどんな感じ?」「ぶっちゃけ要る?」という考えているTOEIC受験者のための記事です。『文法特急』がどんな参考書なのかが分かります

『文法特急』は計50冊の参考書から厳選した7冊中の1冊です。使ってみた感想と特徴などをレビューします

文法特急の評価・概要を知る

  • 分かりやすさ
    3
  • 質のたかさ
    5
  • 使いやすさ
    4
  • コスパのよさ
    4
  • 評判のよさ
    5
ボリューム
コスト
文体
レベル

『文法特急』は特急シリーズとよばれるTOEICの参考書で、パート5の対策書です。改定によりパート6の問題も追加されました。約150問の質のたかい文法問題が収録されているベストセラー本です。

一問一答形式なので、問題と解説だけがコンパクトに凝縮されています。文法の基礎についてはざっとおさらいする程度となっています。

文法特急の長所・短所を知る

文法特急の長所

  • 問題の質がたかい
  • 1問に対する解説がおおい
  • すばやく復習ができる
  • 評判・評価がたかく人気がある

問題の質がたかい

Amazon試し読みより

『文法特急』は問題の質がたかいです。『文法特急』ではTOEICの文法問題を品詞、語法、文脈など合計15のカテゴリーに分けており、これらの問題が配分よく厳選されていますぜったい躓いてははいけない問題ばかり収録されているんですよね。第2章までの問題はとくに高質だと思います。

1問に対する解説がおおい

Amazon試し読みより

『文法特急』は1問に対して解説がまるまる1ページに書かれています誤りの選択肢にも解説がされているので躓くことなく解きすすめられました。最短で解くためのアプローチが書かれているのもよかったです。解説がすくなく納得がいかないとイライラしてしまう性分なのですが、この本はそれが少なかったですね。

すばやく復習ができる

Amazon試し読みより

『文法特急』は7章構成ですが、はじめの2章までで文法問題の基本をおさえられます。また1ページに1問、次の1ページに解説というつくりが一貫しているので、ストレスなくスピーディに勉強できます。なので「一週間後にテスト迫ってる」という状態でも付け焼き刃的に使えました

評判・評価がたかく人気がある

Amazonより

『文法特急』は一問一答形式の本のなかで、一二を争うほど使われているパート5対策書だと思います。それでいて評判がよいですね。やっぱり無名の本を買うってリスクがあります。その点定番書はほとんど外れがありません。私も当初「他人が合うなら自分も合う確率がたかい」と考えてこの本を選びましたが、正解でした。

マスターいっぬ
このサイトには参考書のレビューがたくさんある。先に使ってみた感想を知れるからリスクを取らずに選べるぞ。

文法特急の短所

  • ボリューム不足である
  • 基礎的な解説が省かれている

ボリューム不足である

一問一答の性ですが、初心者がもつ1冊目の対策書としてはボリューム不足です。150問だと問題慣れしなかったですね。「パート5対策はこの1冊で大丈夫」という方は勉強が得意なのか、販促のためのうたい文句なのかもしれません。

文法の基礎がまだの方は文法書『一億人の英文法』、パート5を徹底的に対策したい方は『でる1000』や『精選模試リーディング』と一緒に使うことをおすすめします。いずれもレビューがあります(良書なので悪口がすくなめです)。

『一億人の英文法』使ってみた感想・レビュー
『精選模試リーディング』使ってみた感想・レビュー
▶ 『でる1000』使ってみた感想・レビュー(制作中)

基礎的な解説が省かれている

『文法特急』の解説は文法の基礎知識を前提とします。5文型や時制などのことです。1問目から「Sharp 空欄 areだから形容詞に修飾される名詞のincreasesが正解(筆者要約)」というふうに飛ばしています。

中学高校の英語の授業では寝てばかりいたので、この本だけで文法の基礎力を得るのはむずかったようです。あてはまる方は文法書から勉強することをおすすめします

初心者ぬこ
基礎がだめだめなボクも文法書から勉強するにゃ。

文法特急の感想・評判を知る

ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。

とても分かりやすい
Amazonレビューより

評価: 5.0(前略)「文法特急2急所アタック」をやってこのシリーズが好きになったのでこちらも購入しました。この本のいい所は解説がしっかりと書いてあること、本気でやれば2時間程度でで1周できるくらい薄いことです。回答には似たような表現や、どういったことに注意すべきかが書いてあるので大変役に立ちます。(中略)一方で問題数は150問ほどなので、沢山の問題を解きたいという人には不向きかと思います。解説よりも問題数を重視するなら違う本がいいでしょう。(後略)

初心者は他との組み合わせで。
Amazonレビューより

評価: 3.0初心者はこれを買ってもあまり意味ないです。1問1問に対してとてもとても詳しい説明があります。書かれ方もとっても取っ付きやすいです。しかし最低限中学英語、出来れば高校英語が理解できていないと「ふ〜ん。そうなんだ。」で満足してしまって、知識としてはとても薄っぺらい感じになります。他の基礎が分かる参考書とペアでやってみる事をオススメします。

TOEICの点数を上げるという事に特化している。
Amazonレビューより

評価: 5.0TOEICのPart5をより速く正確に回答するテクニックを養うための問題と解説が網羅されており、TOEICの点数を上げるための必要最低限が詰まっている感じです。ただし、テクニック論に終始するため、英語そのものが全然わからないという方には不向きです。

文法特急の総合評価・まとめ

  • 『文法特急』は一問一答形式のパート5対策書である
  • 問題の質がたかく、解説がおおくて人気がある
  • 文法の基礎がまだなら『一億人の英文法』を併用する
おすすめ度: 4.5
総合評価 : 4.5
  • 分かりやすさ
    3
  • 質のたかさ
    5
  • 使いやすさ
    4
  • コスパのよさ
    4
  • 評判のよさ
    5
ボリューム
コスト
文体
レベル

おすすめ度、総合評価はともに4.5です。この1冊だけでパート5を完璧にできるわけではないので、初心者が誤解しないよう評価を調整しました。

とはいえ一問一答形式の参考書として間違いなく良書です。計50冊から厳選した7冊のうちの1冊ですからね。質は5点以上あってもおかしくありません。ふだん辛口にレビューを書くのですが『文法特急』には甘かったかもしれません。

試験直前になったいまでもパート5に自信がない方、いっつも回答時間オーバーになってしまう方がスコアアップをするための最後の手段として、ベストな対策書です。

TOEIC攻略のロードマップ
手順1
TOEICの基本情報を知る
手順2
TOEICに必要な英語力を知る
手順4
TOEICを理想のルーティンで勉強する
手順5
TOEICの本番直前にすべきことを知る