- 『文法特急2』がどんな問題集なのかが分かる
- 『文法特急2』の長所・短所が分かる
- 『文法特急2』のレビュー・使ってみた感想が分かる
「文法特急2ってどんな感じ?」という方に向けて、じっさいに使ってみた感想をレビューします。かれこれ累計50冊以上の参考書で勉強してきたので、その経験から長所と短所もまとめます。
文法特急2の評価・概要を知る
- 分かりやすさ
- 4
- 質のたかさ
- 5
- 使いやすさ
- 4
- ボリューム
- 2
- 評判のよさ
- 5
『新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編』は特急シリーズのパート5対策書です。『文法特急』の続編になります。問題の質がたかく評判がよいことで有名ですね。『文法特急』とおなじく一問一答形式なので、問題と解説だけがコンパクトに凝縮されています。文法の基礎についてはざっとおさらいする程度の対策書です。
長所に関しては『文法特急』と類似するので、いくつか重複することをお伝えしておきます。
文法特急2の長所・短所を知る
文法特急2の長所
- 問題が厳選されている
- 解説が充実している
- すばやく復習ができる
- 評判・評価がたかく人気がある
問題が厳選されている
『文法特急2』は問題が厳選されており、コンパクトながらTOEIC試験に出るすべてのパターンを網羅しています。配分に関してもバランスがよく、出題頻度を考えたものになっています。前作とおなじく第二章まででパート5の基本が学べる点も、ドライブ感があってよかったです。
解説が充実している
『文法特急2』は1問につき1ページまるまる使って解説しています。量よりも質をとっているので、正確に解法を理解することに長けています。習熟度がひくい段階での勉強と相性がよかったです。
すばやく復習ができる
『文法特急2』は全七章のうち二章までで文法問題の基本をおさえられます。また1ページに1問、次の1ページに解説とつくりが一貫しているので、ストレスなくスピーディに勉強できます。私は「一週間後にテスト迫っていてやばい」という状態で急遽購入したのですが、付け焼き刃的にも使えたので満足しています。
評判・評価がたかく人気がある
『文法特急2』は前作同様、評価と評判がよく人気があります。参考書によってはシリーズを追うことに評判が下がるものもあるのですが、この本は『文法特急』を持っている方からも評価がたかいですね。パート5は純粋に知識量で得点に差が出るので、その点からその知識をコンパクトに復習できるこの本が好まれるのでしょう。
文法特急2の短所
- 第二章までは前作で十分勉強できる
- ボリューム不足である
第二章までは前作で十分勉強できる
第二章までは文法の基礎ができていれば得点できる初歩的な内容です。このつくりは『文法特急』でも同じなので特段苦手でなければ前書で十分身につけられるものでした。とはいえそれ以降の章では実りあるものがおおかったです。
前書と比較したときの真新しさを表すと以下のとおりです。第三章はパート6対策のため省略しております。
- 第一章550点レベル:ほぼ前書で補える
- 第二章730点レベル:3割くらい真新しい
- 第四章860点レベル:5割くらい真新しい
- 第五章990点レベル:ほぼ真新しい
- 第六章???点レベル:ほぼ真新しい
ボリューム不足である
やはり一冊ではどうしてもボリューム不足です。近年は文法のアプローチから解ける問題がすくなくなっており、かわりに語彙とそれに伴う前置詞などの理解力が問われます。公式よりも純粋な暗記力が問われるわけですね。
よってたくさんの語彙が収録されているほうが得点は伸びやすいので、高得点を取ろうと思うなら大ボリュームの対策書のほうにアドバンテージがあると感じます。
しかしながら『文法特急2』は良書なので、『文法特急』とあわせて使うとボリューム面の問題も解決しつつ質のよい勉強が可能になります。もとから『文法特急2』だけを使おうとしている方はすくないと思うので、ここの短所はカバーされるかなと思います。
文法特急2の感想・評判を知る
ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。
評価: 5.0特急シリーズ3冊目です.以前までは,TOEICの文法問題が苦手でしたが,
これと,「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」を反復練習した結果,文法で9割とれるようになりました.TOEICの文法問題は出てくる問題の形式,内容が偏っていますので,これらの本を使って学習することですぐにスコアアップが見込めます.TOEIC初心者にぜひ使っていただきたい問題集です.
評価: 2.0270ページありますが、問題の数は、ページ数の半分位かと思います。残りの半分は、解説です。解説中心に進めたい人は、この本が良いと思いますし、問題を沢山解きたい人には、物足りないでしょう。
評価: 5.0(前略)この本は解説が最高に詳しくて、難しい問題には、正解以外の選択肢の単語を使った場合での正しい文書も書き替えてくれています。これが最高です。これで疑問は解決します。よくある、「詳しい解説は他の文法書を使って自分で調べてください」的な上から目線の本ではありません。作者の性格がよく現れていて、すごく親切でわかりやすい解答プロセスが展開されています。初級者はもちろん、文法はだいたいOKの中級者も、TOEICでの文法の穴を埋めるのに役にたちます。
文法特急2の総合評価・まとめ
- 『文法特急2』は一問一答形式のパート5対策書である
- 質がたかく解説がよいので人気がある
- 文法の基礎は前作だけでも勉強できる
総合評価は4.5です。前作で十分な基礎力は得られるため評価を下げましたが、紛れもない良書です。『文法特急』は1も2も質がたかかったので買って満足しました。私はKindle版も購入したのですが、Kindle版もストレスなく勉強できたのでよかったです。
併用するかどうかについてですが、文法の基礎力が欲しいという方については前作『文法特急』のみでよいかと思います。私も600点を取ったときにはこの本を使っていません。それ以上の点数を狙いたい方への本であると、正直にレビューしておきます。