【レビュー】中学3年間の英語を10時間で復習する本を使って勉強した

「中学3年間の英語を10時間で復習する本について知りたい」という方に向けて、じっさいに使ってみた感想をレビューします。かれこれ累計50冊以上の参考書で勉強してきたので、その経験から長所と短所もまとめます。

中学3年間の英語を10時間で復習する本の評価・概要を知る

『中学3年間の英語を10時間で復習する本』はその名のとおり中学英語を10時間で復習できる文法書です。試験科目に英語がある方への基礎づくりのためにある参考書で、カジュアルながら漏れなく文法を載せているのが特徴です。

中学3年間の英語を10時間で復習する本の長所・短所を知る

中学3年間の英語を10時間で復習する本の長所

本当に10時間くらいで復習ができる

『中学3年間の英語』は本当に10時間くらいで復習することができました。具体的に復習の日程をイメージしてもらえるよう量を示すと、全10ユニットで各ユニット10~20ページの量です。1ページ最大でも20数行くらいなので時間内に十分復習できました。スピーディーにこなせるつくりだったのがよかったですね。

必要最低限の内容だけが載っている

『中学3年間の英語』は文法の重要な基礎部分のみを解説し、ほかは時間が省けるように次へつぎへと進んでいきます。具体的な内容としてはパートを代表する例文、講師と生徒の会話形式の解説、まとめといった具合です。限られた時間のなかですいすい勉強できた点が高評価でした。

カジュアルなので気楽に勉強できる

『中学3年間の英語』は教科書というよりも資料集のようなポップさがあります。色づかいが豊かであったり会話形式で解説が進むので、気軽に勉強ができるようになっています。

たまに厳格すぎて勉強するモチベーションが下がってしまう本があるではないですか。そういった本とは真反対だったので、いわゆる勉強アレルギーが出ない参考書でした。

中学3年間の英語を10時間で復習する本の短所

一部理解がむずかしい例文を載せている

たまに解説以上の例文を載せていることが理解を妨げました。たとえば物質名詞の数え方として［How about another cup of coffee?］という例文を載せていますが、ここまでのパートでanotherという冠詞は出てきません。いっぽうで解説とまとめには［a _ of ~］を載せているのです。

ほかにも人称代名詞の変化表に「who」は載っていませんが、例文に［Whose piano is this?］とあったりとたまに飛躍したものが載っています。これを例文とするにはさすがに詰めこみすぎだと思いました。

構成・デザインがいまひとつよくない

構成が一貫していない点については読みづらい印象を受けました。パートを代表する例文、講師と生徒の会話形式の解説までは一貫しているのですが、そのあとパートのまとめがあったり別のまとめがあったり、そこからまた解説がはじまったかと思えば英会話が始まったり…。ここは統一してほしかったです。

またフルカラーな点は評価できますが、赤字が多用されており青字・太字まで使用されています。フォントサイズや行間もバラバラなので、もうすこしデザイン面が改善されるとよいかなと思います。

中学3年間の英語を10時間で復習する本の感想・評判を知る

ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。

中学3年間の英語を10時間で復習する本の総合評価・まとめ

総合評価は3.5です。デザインがよければ4点でした。反対にそこを抜きにすると手早く復習できる良書です。

私はTOEICを受験するにあたり、一から英語を学びたいという思いでこの本を買いました。結果はじめてのテストで600点を越えることができたので効果があったと実感しています。

てっとり早く基礎を学びたい方はこの本の高校版もおすすめです。計6年間の授業が気楽に勉強できたので、社会人にの私にとってはかなりの時短になりました。