【レビュー】出るとこ集中10日間！TOEICテスト 文法編の感想

「ぶっちゃけどんな本？」と思っているTOEIC受験者のための記事です。『出るとこ集中10日間 文法編』がどんな参考書なのかが分かります。

『出るとこ集中10日間 文法編』の使ってみた感想と特徴をレビューします。

出るとこ集中10日間 文法編の評価・概要を知る

『出るとこ集中10日間 文法編』は解法と解答の解説がリンクした文法書です。ただ解法を紹介するだけでなく演習問題の解答に解法の使い方を示してくれています。またKindle版が安いのでカジュアルに勉強を始められるのも特徴です。

出るとこ集中10日間 文法編の長所・短所を知る

出るとこ集中10日間 文法編の長所

演習問題の解説にも回答手順が示されている

『出るとこ集中10日間 文法編』は演習問題の解説にも回答手順が示されています。①空所の前後を確認、②文の構造を確認、③選択肢から○○を選ぶという具合です。解法をただ紹介するだけのような参考書がおおいなか、この本はしっかり解答に示してくれていたので、実践で解法を使う感覚を得ることができました。

フルカラーで見やすい

『出るとこ集中10日間 文法編』はフルカラーで見やすいです。使われている色がおおいので好みは分かれますが、文章内で着目すべきポイントが黄色線で統一されていました。堅苦しさを感じる参考書が苦手な私にとっては、カジュアルに勉強を進められたのでよかったです。

めちゃくちゃ安い

『出るとこ集中10日間 文法編』はめちゃくちゃ安いです。Kindle版が400円程度で購入できます（記事執筆時点）。TOEICの文法にまったく触れてこなかった方にとっては、低コストでTOEICを体験できるよい機会になるかと思います。

出るとこ集中10日間 文法編の短所

五文型の解説がほとんどない

『出るとこ集中10日間 文法編』は五文型の解説がほとんどありません。五文型は英文法の基礎なので、ここの解説が省略されていると初心者にとってはかなりきびしいです。

たとえば上記画像よりcausedを用いた説明があるかと思います。初心者だった私にとっては「これ分詞なの？動詞じゃないの？」と躓いていました。「五文型くらい知っているでしょ」という感じで進行するのでむずかしかったです。

学習の順序がよくない

『出るとこ集中10日間 文法編』は学習する順序がいまひとつです。一章からいきなり副詞ではじまり、名詞、形容詞と動名詞という順序で勉強します。副詞を理解するには五文型の知識が必須ですし、副詞の章にがっつり助動詞などが関係しているので勉強中にブレーキがかかる感じがしました。

章立てがよくない

『出るとこ集中10日間 文法編』は章立てがいまひとつです。形容詞と動名詞をひとつの章にしてしまっています。「前置詞toの後には動名詞を選ぶ」と言われても、この章で前置詞toとto不定詞との見分け方を理解するにはきびしすぎます。動名詞と分詞あたりは同じ章で解説してほしかったですね。

出るとこ集中10日間 文法編の感想・評判を知る

ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。

出るとこ集中10日間 文法編の総合評価・まとめ

おすすめ度は3.0、総合評価は3.5です。解法が解答にも示されている点が高評価です。いっぽうで章立てや構成がいまひとつな点が低評価につながりました。

初心者がいちから英文法を勉強するには、下記にある『一億人の英文法』などをおすすめします。TOEICに必要な文法知識をいちから教えてくれたので、他者と比べてアドバンテージを得ることができました。