【レビュー】高校3年間の英語を10日間で復習する本を使って勉強した

初心者ぬこ
『高校3年間の英語を10日間で復習する本』ってどんな本なのにゃ?中学版のとちがいはあるのかにゃ?
マスターいっぬ
基本は中学版と同じだが使ってみた印象はちがうぞ。さっそく特徴と評価をまとめてみよう。
  • どんな参考書なのかが分かる
  • 長所・短所が分かる
  • レビュー・使ってみた感想が分かる

「高校3年間の英語を10日間で復習する本について知りたい」という方に向けて、じっさいに使ってみた感想をレビューします。かれこれ累計50冊以上の参考書で勉強してきたので、その経験から長所と短所もまとめます。

高校3年間の英語を10日間で復習する本の評価・概要を知る

  • 分かりやすさ
    4
  • 質のたかさ
    3
  • 使いやすさ
    4
  • ボリューム
    2
  • 評判のよさ
    4

『高校3年間の英語を10日間で復習する本』はその名のとおり高校英語を10日間で復習できる文法書です。試験科目に英語がある方への基礎づくりのためにある参考書で、カジュアルながら漏れなく文法を載せているのが特徴です。

この本には『中学版』があるので、長所と短所がいくつか重複することをお伝えしておきます。

高校3年間の英語を10日間で復習する本の長所・短所を知る

高校3年間の英語を10日間で復習する本の長所

  • 10日と数日くらいで復習ができる
  • 不定詞と動名詞・分詞のユニットが理解しやすい
  • 必要最低限の内容だけが載っている
  • カジュアルなので気楽に勉強できる

10日と数日くらいで復習ができる

『高校3年間の英語』は全10ユニットで各ユニット10~20数ページの量です。中学版とおなじく1ページ最大でも20数行くらいなので、タイトルのとおり10日で一周分をとりあえず終えることができます。

そこから頭にしっかりと叩き込むのに数日は使います。それでも二週間あればマスターできる量なので、かなりスピーディーに復習を終えることができました。時間に限られている方と相性がよいかと思います。

不定詞と動名詞・分詞のユニットが理解しやすい

とくに不定詞と動名詞・分詞のユニットが理解しやすいものでした。たとえば「結果を表す不定詞だけは前から後ろに訳そう(筆者要約)」などは初心者がつまづきやすいポイントなので的確でした。このあたりのユニットは漏れなくダブりもないので満足できる内容だったと思います。

必要最低限の内容だけが載っている

『高校3年間の英語』は文法の重要な基礎部分のみを解説し、ほかは次へつぎへと進んでいきます。具体的な内容としては、こちらも中学版とおなじく、パートを代表する例文、講師と生徒の会話形式の解説、ポイントとまとめといった具合です。

参考書のなかには内容を詰めこみすぎて理解しづらい文法書もあるのですが、この本は発展的な内容を思いきって省略しています。むしろ地固めにはこのくらいシンプルな内容でよかったなと、TOEICでの発展的な内容を勉強したときに実感しました。

カジュアルなので気楽に勉強できる

『高校3年間の英語』は中学版にひきつづき、くだけた文章とポップな色づかいで構成されています。また講師と生徒の会話形式で解説が進むので、気軽に勉強ができるようになっています。

たまに厳格すぎて勉強するモチベーションが下がってしまう本があるかと思います。そういった本とは真反対だったので、よい意味で勉強感がない参考書でした。

マスターいっぬ
モチベーションを維持するのは大事だ。勉強ぎらいの人にはぜひ勧めたい。

高校3年間の英語を10日間で復習する本の短所

  • 第二・第五文型から復習することにくせがある
  • 構成・デザインがいまひとつよくない

第二・第五文型から復習することにくせがある

英文法においてはまず五文型から勉強するのがスタンダードです。この本はそのうち第二文型(SVC)第五文型(SVOC)から勉強が始まります。この本が示す理由は補語(C)の存在です。「五文型のなかでは補語を必要とするこの二つの文型が一番大切だからね」としています。ところが肝心の「補語が大事な理由」が示されていません。

むしろさきに第一文型(SV)第三文型(SVO)を説明しないと、第五文型の動詞と目的語のとらえ方が分からなくなると思います。よっておおくの文法書では『高校3年間の英語』の順で文型を復習することはありません。この点は初心者にとっては躓くかもしれないポイントの一つです。

構成・デザインがいまひとつよくない

中学版の繰りかえしにはなりますが、構成が一貫していない点については読みづらい印象を受けました。

パートを代表する例文、講師と生徒の会話形式の解説までは一貫しているのですが、そのあとパートのまとめがあったり別のまとめがあったり、そこからまた解説がはじまったかと思えば英会話が始まったり…。ここは統一してほしかったです。

またフルカラーな点は評価できますが、赤字が多用されており青字・太字まで使用されています。フォントサイズや行間もバラバラなので、もうすこしデザイン面が改善されるとよいかなと思います。

マスターいっぬ
内容はよいから、デザインにこだわりがなければ良書なんだがな。

高校3年間の英語を10日間で復習する本の感想・評判を知る

ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。

大人のやり直し英語にピッタリ!
Amazonレビューより

評価: 5.0中学3年間のものとセットで購入し、2冊やりきりました。とてもわかりやすく、中学からの英語を高校まで一気にやれて大人になってはじめて英語の勉強で3日坊主にならずできました。さすがベストセラーです。感謝!

基本はこれで十分。
Amazonレビューより

評価: 3.0中学校3年間の英語を10時間で復習する本を購入し、コンパクトで読みやすかったので、高校版も購入しました。さすがに、高校英語は中学英語に比べると密度が濃いので、1から10までこれ1冊で十分とは言えませんが、基本レベルであればこの本を読めば思い出せると思います。

分かりやすい
Amazonレビューより

評価: 5.0カラーになる前の版を長く使っていたが、ほぼ同様に使える安定した一冊。高校の内容はまずこの本をお勧めする。レイアウトと紙質も良い。見やすく分かりやすい。

高校3年間の英語を10日間で復習する本の総合評価・まとめ

  • 高校英語が二週間で復習できる文法書である
  • 必要な文法知識が漏れなく載っている
  • 五文型の復習する順番はいまいちである
総合評価: 4.0

総合評価は4.0です。高校3年間の英語をここまで短時間で復習できる本はそうありません。このコンパクトさのおかげで諦めずに勉強を進められました。その点を評価しています。

中学版は10時間くらいの内容なので、二冊含めても中高6年間の授業を二週間で復習できます。とにかく時間がない方におすすめします。

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