- TOEICのモチベを維持する方法が分かる
- 簡単に実践できるモチベ管理法が分かる
この記事は「TOEICの勉強が続かない」「集中力がなくてやる気が出ない」
というTOEIC受験者のためのものです。TOEICのモチベーション管理方法が分かります。今日の手順として、まずは心理学的側面からモチベーションについてふかく紹介し、そのあと具体的なメソッドをかるく紹介します。
期待度が60%、前回結果が110%の目標設定をする
まずは心理学的な側面からモチベーションを高めてみましょう。適正な目標設定をすることでモチベーションは高まります。これは内的・外的のうちの内的モチベーションに影響があります。
モチベーションには内的・外的モチベーションがあります。内的は自分の内面によって変化するもので、外的は自分の外によって変化します。さてここで内面は自分でコントロールしやすいのですから、モチベーションを上げたいという希望のために内的モチベーションに焦点を合わせてみます。
ハーズバーグによると内的モチベーション(※1)には六つの要因があるとし、そのうちもっともプラスに作用するのは達成感であると示しています。ここでTOEICにおける達成とは何を指すのかを考える必要があるでしょう。さて一体何でしょうか。
そういうことになります。英語を勉強する理由はよりよい将来のためであってTOEICはその指標です。この指標を達成することで達成感が湧くわけです(条件をイコールと扱うには論理上ドラスティックではありますがね)。
このことから目標設定が大事であることが分かるかと思います。この指標は目標という自己設定によって決まるからです。
具体的には成功率が60%(※2)または前回結果の110%(※3)を目標として設定をします。
ハーバード大学のマクルランド博士が行った研究では、各グループに異なる距離で輪投げをさせたところ、もっともやる気が高まったのは成功率60%の距離でした。
また東京学芸大学の杉原隆教授らが行った研究では、学生に立ち幅跳びをさせた後、その結果にもとづき目標を再設定し再び跳んでもらうと、もっとも記録が伸びたのは前回結果の110%の目標でした。
60%を算出するのはむずかしいですから、初受験であれば初心者卒業のレベルである600点、もしくは達成可能性がやや高そうな点数を、二度目以降であれば前回結果を参考にするとよいでしょう。
※1:正しくは動機づけ要因です。おおよそ意味が対応するため説明の簡素さを選びました。
※2:110%という値に関しては記録が伸びるという意味の値なので、モチベーション向上という面では間接的です。しかし高得点が取れるというデータがあることをいま私たちは知りました。説明は省略しますが、そういった希望もモチベーション向上に繋がります。
※3:60%という値は、結果の話であって人間が期待する60%とは異なる点に留意します。いっぽうで被験者にとって距離は可視であり、確率もおおよそ60%くらいだと見込める実験デザインでした。以上から達成可能性がやや見込めるという程度の文脈に置き換えても差し支えないかと考えております。
勉強時間を記録する
さて話はさんざんで疲れたかと思いますので、ここからは具体的なメソッドを駆け足で紹介します。まずは毎日の勉強時間を記録します。上図のような感じです。
勉強時間を記録することで自分の努力が可視化できます。また記録が途絶えると罪悪感が生まれるので、モチベーションの維持に効果的です。
ポモドーロ・テクニックを使う
ポモドーロ・テクニックとは、25分の作業と5分の休憩をくり返すテクニックのことです。集中力が保てる絶妙な作業時間であり、眠気がやってこない絶妙な休憩時間で構成されています。
アプリを使うと簡単に行うことができます。ぜひ使ってみてください。
回転式タイマーを使う
回転式タイマーは置き時計を90度回転させるとタイマーになる商品です。個人的にはいちばんモチベーション維持に効果がありました。勉強していない時間を大幅に減らせます。このタイマーの有用性は以下で紹介しています。
海外ドラマで勉強する
海外ドラマを教材化できる拡張機能Language Reactorを使って勉強します。TOEICに直接的な関係はありませんが、英語力をたかめるのに役立ちます。
おすすめの海外ドラマは『フレンズ』です。こちらも詳細は以下にまとめています。
TOEICのモチベーション維持・管理方法まとめ
- 期待度が60%、前回結果が110%の目標設定をする
- 勉強時間を記録する
- ポモドーロ・テクニックを使う
- 回転式タイマーを使う
- 海外ドラマで勉強する