【完全理解】TOEICとは何か。概要だけをサクッと理解する

初心者ぬこ
TOEICとは何なのかをサクッと知りたいにゃ!
マスターいっぬ
分かった。必要な概要だけをまとめるぞ。
  • TOEICとは何かが分かる
  • TOEICの基本情報が分かる

この記事は「TOEICって何?」「概要だけサクッと教えて!」というTOEIC初心者のためのものです。TOEICとは何かが分かります。記事最後にいそがしい方用のまとめもあります

TOEICとは何か

  • 英語力を計るテストである
  • 柔軟な英語力を身につけられる

TOEICとは英語のコミュニケーション能力を計るテストです。日常生活やビジネスでよく使われる表現が出題されます。また公式サイトでは以下のようなニーズを満たすことができると書かれています。

身近なシーンからビジネスまで、幅広い場面でのコミュニケーション英語能力を身に付けたい。初級から上級まで同一のモノサシで英語能力を確認したい。

出典:TOEIC公式サイト「TOEIC Programとは」

初心者ぬこ
活きた英語が試されるってことでいいのかにゃ?
マスターいっぬ
そうだ。とくにビジネスメールはそのまま応用して仕事に使える。英語学習の登竜門ってやつだな。

TOEICを受けるメリット

  • キャリア形成が有利になる
  • 英語勉強のモチベ維持になる
  • 自分の英語力が分かる

TOEICで高得点を取ることでキャリア形成を有利にすることができます。就活では履歴書に書いてアピールでき、会社では昇進や海外赴任への選考に役立つといった具合です。

また英語勉強のモチベーション維持にも繋がります。たとえば中級以上のレベル(上位20~30%)である730点を取った方の感想です。かなり自信や喜びに繋がっていますね。

あるいはスコアによって自分の英語力が客観的に分かります。スコアと英語力の関係は後述しますのでご参照ください。

初心者ぬこ
英語を使ってお仕事したいのにゃ。
マスターいっぬ
キャリアを考えるならTOEICだな。メジャーだから幅広く企業から評価されるぞ。

TOEICの種類

  • TOEIC L&R
    → リスニングとリーディングのテスト
    → 最も一般的である
    → 世間ではこれをTOEICと呼ぶ
  • TOEIC S&W
    → スピーキングとライティングのテスト
  • TOEIC Bridge L&R
    → 初心者向けのテスト
  • TOEIC Bridge S&W
    → 初心者向けのテスト

TOEICには大きく4つのテストがありますが、押さえておくべきはTOEIC L&Rのみです。全受験者数のうち約92%がTOEIC L&Rを選択しています。世間的にもこれをTOEICと呼んでいますね。

ついでに受験者数の話もしておくと、TOEIC L&Rの受験者数は2,123,000人(2021年度)、コロナの影響を除くとその数は増加傾向にあります。

IIBC『TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2021』2021年, (p.4)
初心者ぬこ
一般にTOEICと呼ばれているのはTOEIC L&Rってわけだにゃ。
マスターいっぬ
そうだ。ここからはTOEIC L&RをTOEICとして紹介する

TOEICの試験内容

リスニングセクション(45分間・100問)
パート1
写真描写問題、6問
1つの写真について4つの短い説明文が一度だけ放送される。その4つの答えから回答する。
パート2
応答問題、25問
1つの質問か文章とそれに対する3つの答えが一度だけ放送される。その3つの答えの中から回答する。
パート3
会話問題、39問
2~3人の会話が一度だけ放送される。そのあと問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から回答する。
パート4
説明文問題、30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークが一度だけ放送される。印刷はされていない。そのあと問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から回答する。
リーディングセクション(75分間・100問)
パート5
短文穴埋問題、30問
不完全な文章を完成させる。4つの答えから回答する。
パート6
長文穴埋問題、16問
不完全な文章を完成させる。4つの答えから回答する。各長文に対し問いが4問ある。
パート7
長文読解問題、54問
さまざまな文書を読む。4つの答えから回答する。各長文に対し問いが2~5問ある。

出典:TOEIC公式サイト「テストの形式と構成」、一部改変

TOEICはリスニングとリーディングの計7パート、計200問、計120分で構成されています。回答はマークシート方式でパート2を除くと4択になります。問題冊子は英文のみで構成されており、書き込みができません。瞬発力が問われます。

サンプル問題(公式サイト)

初心者ぬこ
大学受験は書きこんで解いていたのに…。
マスターいっぬ
こういったくせがあるのもTOEICの特徴だな。

TOEICの点数

  • 600~700点
    上位約46%
    → 国内部門にアピールできる
  • 700~800点
    上位約26%
    → 国際部門にアピールできる
  • 800~990点
    上位約10%
    → 英語での仕事が期待できる

TOEICの点数との関係は以上のとおりです。600点から評価対象になり、800点を取るとかなりの評価を得られます。採用でも600点や700点を推奨・条件とする企業はおおいですね。初心者は600点、中級者は700点、上級者は800点が目標になるでしょう。

参考として受験者全体のスコア分布を載せておきます。自分の英語力がどのくらいなのかを知るための目安としてご活用ください。

IIBC『TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2021』2021年, (p.5)
初心者ぬこ
上位50%ならいけそうな気がするにゃ。
マスターいっぬ
ちょっと待て。TOEIC受験者は英語の関心がたかい上位50%というのは日本人の平均以上だぞ。

TOEICの概要まとめ

  • TOEICとは何か
    → 英語の能力を計るテストである
  • TOEICのメリット
    → キャリア形成を有利にする
  • TOEICの種類
    → 4つあるがTOEIC L&Rが一般的
  • TOEICの試験内容
    → 計7パート、200問、120分ある
  • TOEICの点数
    → 600~700点:国内部門にアピールできる
    → 700~800点:国際部門にアピールできる
    → 800~990点:英語での仕事が期待できる

TOEICの概要が分かったら、つぎはTOEICを申し込みます。当サイトではロードマップどおりに記事を見ることで、本番への準備をすべて済ませることができます。

以下のロードマップから手順をご確認ください。

▶ 次:TOEICの申込方法

TOEIC攻略のロードマップ
手順1
TOEICの基本情報を知る
手順2
TOEICに必要な英語力を知る
手順4
TOEICを理想のルーティンで勉強する
手順5
TOEICの本番直前にすべきことを知る