- 『公式プラクティスリスニング編』がどんな問題集なのかが分かる
- 『公式プラクティスリスニング編』の長所・短所が分かる
- 『公式プラクティスリスニング編』のレビュー・使ってみた感想が分かる
「公式TOEICのプラクティスリスニング編ってどんな感じ?」と考えているTOEIC受験者のための記事です。『公式プラクティスリスニング編』がどんな参考書なのかが分かります。
『公式プラクティスリスニング編』は計50冊の参考書から厳選した7冊中の1冊です。使ってみた感想と長所短所などをレビューします。
公式プラクティスリスニング編の評価・概要を知る
- 分かりやすさ
- 4
- 質のたかさ
- 4
- 使いやすさ
- 3
- コスパのよさ
- 3
- 評判のよさ
- 4
『公式プラクティスリスニング編』はETS公式が出すリスニング用の問題集です。公式スピーカーの音声で勉強できる点が最大の特徴となります。公式スピーカーの音声が聴ける問題集はすくないため、『公式問題集』シリーズを揃えないなら必要になる問題集です。
公式プラクティスリスニング編の長所・短所を知る
公式プラクティスリスニング編の長所
- 公式スピーカーの音声で勉強できる
- 公式によって解法が示されている
- 初心者向けと謳っているが十分やりごたえがある
- 解法を含めての問題集としては充実した問題量である
公式スピーカーの音声で勉強できる
『公式プラクティスリスニング編』は試験本番と同じスピーカーがリスニングを担当しています。やっぱり公式スピーカーで勉強できるのはおおきかったですね。TOEICのリスニングはむずかしく癖があるので、聴きなじみがあるかどうかで点数に差が出てしまいます。
具体的にはちがう国(英・米・加・豪)のスピーカーがそれぞれの英語を話します。最近なまりが強いスピーカーが採用されたこともあり、より公式による問題集の必要性が増しました。そういった背景からおおくの方が使うわけです。
公式によって解法が示されている
『公式プラクティスリスニング編』は公式によって認めている解法を示しています。
内容は「物や風景の写真では位置と状態に注目する、冒頭の疑問詞を確実に聞きとることに注力する(筆者要約)」など凡庸ですが、ただしいステップで解けるよう訓練できるつくりになっていました。ステップを踏むだけで自動的に解法が身につく点がよかったです。
初心者向けと謳っているが十分やりごたえがある
『公式プラクティスリスニング編』は350~700点レベルの方に向けた教材であるとしていますが、十分やりごたえを感じました。当時私の点数は700点でしたが、ふつうにどのパートでも3~4割くらい間違えてしまうほどでした。感覚では450~730点レベルだと思います。
近年ではリスニングも難化しているため、ある程度の難易度は必要だと感じる方はおおいかと思います。その点『公式プラクティスリスニング編』はしっかり実力がつくレベルの難度だったので、個人的には高評価です。
解法を含めての問題集としては充実した問題量である
『公式プラクティスリスニング編』は解法を含めた問題集としては333問と充実した問題量です。問題の比重もパート3、4がおおめに載っているのでバランスもよいですね。
『公式問題集』は問題数がすくないことがネックです。そのため勉強時にずっと演習量不足を感じていたんですよね。とはいえリスニング系は公式でないとスピーカーが変わってしまう。というわけでこの本を手にしたわけですが、意外にもしっかり問題量があったので満足しています。
公式プラクティスリスニング編の短所
- 解説に対応する英文・英訳に対しての工夫が乏しい
- コスパがよいとはいえない
解説に対応する英文・英訳に対しての工夫が乏しい
たとえば「○○さんは二つ目の発言で「事前通告なしに出かけることもおおい」と述べている」という解説があるのですが、英訳のどの部分に対応しているのか瞬間的にわかる工夫がありません。ほかの問題集には下線①と記述があったり赤字で表されていたりするので、相対的に見づらかったです。
コスパがよいとはいえない
『公式問題集』ほどコスパはわるくありませんが、それでも強気の価格設定だなと思います。これより3分の2倍ほどの値段で同じ問題量がある問題集もあります。物自体はとてもよいので検討するさいの参考にしてください。
公式プラクティスリスニング編の感想・評判を知る
ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。
評価: 4.0(前略)各ユニットが短時間で1ユニット完了できる構成なので、忙しくて毎日短時間しか学習時間が取れない方にも向いていると思います。(中略)。難易度ですが、トリッキーな問題はほぼ含まれておらず、基礎固めをするのには最適だと思いました。ただ、他の方も仰っている通り、超高得点や満点を目指す様な方には少し物足りないかもしれません。そのあたりは、テキストに記載されている通りのトータルスコア350点〜700点の方向けという事で間違いないと思います。個人的には、出てくる単語の8〜9割が知っている単語でした。(後略)
評価: 3.0問題の質などは良いが、物理的に出来が悪すぎる、コストをかけられないのなら電子書籍で良い。- 冊子が小さめなのもあり練習の部分の写真が小さすぎる。- 解説の色使いが悪いので非常に読みずらい。- 冊子のとじが良くないので記入しずらい。
評価: 5.0ミニテストをやってからそれぞれのUnitを再度復習することを繰り返すことができ、とても自分に合っている本でした!また聞くだけでなく自分で文を考える練習問題もあり、文の組み立て方を理解しながら力をつけられます!
公式プラクティスリスニング編の総合評価・まとめ
- 『公式プラクティスリスニング編』は公式のリスニング練習問題集である
- 公式スピーカーで勉強できるなどの長所がある
- 解説と該当箇所との対応が分かりづらいなどの短所がある
総合評価 : 4.0
- 分かりやすさ
- 4
- 質のたかさ
- 4
- 使いやすさ
- 3
- コスパのよさ
- 3
- 評判のよさ
- 4
おすすめ度は5.0、総合評価は4.0です。公式スピーカーで勉強できる問題集はほとんどない点、その中でももっともよいリスニング問題集だったので評価しました。
いっぽうでリスニングに自身がある方は『精選模試リーディング』などの問題集を使い、手もち無沙汰の方は公式シリーズを2つほど繰りかえし使うことをおすすめします。
私はとにかくリスニングへの課題を感じていたので、必要経費だと思ってこの問題集を使いました。結果としてよい問題集だったので満足しています。
↓厳選した7冊
厳選:おすすめ度5の7冊レビュー
▶『一億人の英文法』
▶『金のフレーズ』
▶『金の熟語』
▶『公式問題集』
▶『文法特急』
▶『公式プラクティス リスニング編』
▶『新形式精選模試 リーディング』