【まとめ】TOEICの勉強時間を知る+スケジュールを管理する

初心者ぬこ
TOEICの予定表を立てたいけど、そもそも必要な勉強時間とか手順とか何もわからないにゃ!
マスターいっぬ
よし。そのあたりを全部まとめようか。
  • TOEICに必要な勉強時間が分かる
  • TOEICの勉強手順が分かる

この記事は「効率のよい勉強スケジュールを立てたい」「TOEICにかかる勉強時間が知りたい」というTOEIC受験者のためのものです。必要な勉強時間と理想的な勉強スケジュールが分かります

TOEICに必要な勉強時間を知る

  • TOEIC600点に必要な勉強時間
    約200~250時間
    → 三ヶ月なら一日約2時間
    → 二ヶ月なら一日約3時間半
  • +100点ごとに必要な勉強時間
    約250~350時間
    → 三ヶ月なら一日約3時間半
    → 二ヶ月なら一日約5時間

TOEICに必要な勉強時間は以上のとおりです。世間一般に言われている勉強時間と自分の経験(600点:218時間、700点:248時間)をもとに割り出しています。

またオックスフォード大学出版局により、現在スコアから目標スコアにかかる勉強時間についての表が紹介されています。古いデータですが参考にどうぞ。

出典:Grant Trew『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』Oxford University Press, 2007,  (p.6)

以上から逆算してスケジュールを立てます。600点を取る場合、三ヶ月でなら一日約2時間二ヶ月でなら一日約3時間半で可能です。おおよその勉強時間が分かったら、つぎは勉強の手順を見ていきましょう。

初心者ぬこ
三ヶ月くらいで600点が取れるなら、なんとか勉強は続きそうにゃ。

TOEICに理想的な勉強の手順を知る

  1. 文法を勉強する
  2. 単語・その他英語表現を勉強する
  3. 問題集を解き、苦手なパートを把握する
  4. 苦手なパートをメインに復習する

文法のあとに単語などを勉強する理由は二つあります。このあたりは本サイトで紹介するロードマップの手順2で紹介しましたが、あらたな視点を加えつつおさらいします。

初心者ぬこ
一つ目から教えてにゃ。

一つは、文法は訳の方向性を決める便利なルールだからです。言葉のおおくは文の形で表現されますね。その文は品詞で構成され、一定のルールに従い使われることであらゆる表現を可能にします

また名詞・動詞・形容詞などの品詞はルールで意味が変化します。いっぽうで文法はルールなので変化しません

あらゆる表現に対応できる点、品詞の意味が文法に依存する点を考慮すると、さきに文法をに覚えたほうがよいという結論になるわけです。

初心者ぬこ
じゃあもう一つは何なのかにゃ。

もう一つは、英単語よりも覚える量がすくなくコスパがよいからです。意外にも文法は50時間ほどあれば網羅することができます。いっぽうで単語はきりがなく、ネイティブレベルを目指すなら何万語も覚える必要があるのです。

覚えるだけであらゆる表現ができることも考慮すると、文法は単語よりも時間的なコスパがよいといえるわけです。

マスターいっぬ
だから文法から勉強するのがよいわけだ。

文法を覚えたら基礎レベルの単語力を身につけます。文法が大事だとはいえ、最低限の単語を知らないとやはり意味を導けません。さいわいTOEIC600点に必要な単語力は基礎レベルの単語力とほぼ一致しています

そのあと一度、問題集を解き苦手なパートを把握します。また現状の点数各パートでの得点率を把握しておきましょう。目標点数とのギャップを可視化することで、効率よく対策ができます。

テスト直前までは苦手なパートを重点的に対策します苦手なパートが1~4の場合『公式プラクティス リスニング編』、5~6の場合『文法特急』、7の場合『精選模試リーディング』で対策するのがおすすめです。

初心者ぬこ
基礎が固まったらパート別に対策するわけだにゃ。
マスターいっぬ
いよいよ勉強スケジュールを整理するぞ。

TOEICに理想的な勉強スケジュールを知る

上記は初心者が一回目、二回目の試験を受けるときの勉強スケジュールです。三回目以降はおおよそ二回目のくり返しとなります。

TOEIC一回目の勉強スケジュール

まず100時間かけて文法と語彙を勉強します。つぎに問題集で苦手なパートを把握したら、もう100時間かけて苦手なパートをメインに復習します。そのかたわら語彙の復習も行うイメージです。

マスターいっぬ
一回目のほうは二回目よりも語彙系の勉強がおおい。地味な作業になるが根気よくいこう。

TOEIC二回目の勉強スケジュール

まず150時間かけてリスニングとリーディングを中級レベルの実力になるようにします。一通り勉強し終えたら、もう150時間かけて中級レベルでの苦手なパートをメインに復習します。そのかたわら語彙の復習を行うイメージです。必要に応じて新たな語彙を覚えるのもよいでしょう。

三回目以降は語彙にかける勉強時間の比率を上げつつ、二回目と同じようなスケジュールで勉強します。そうすることで無駄のない時間を過ごすことができるのです。

初心者ぬこ
二回目での語彙の勉強はいつするのにゃ?
マスターいっぬ
二回目からは問題集内で語彙力をたかめていくイメージだな。言い方を変えるとパート別に特化した勉強が増えるということだ。

TOEICの勉強時間とスケジュールまとめ

  • TOEIC600点に必要な勉強時間
    約200~250時間
    → 三ヶ月なら一日約2時間
    → 二ヶ月なら一日約3時間半
  • +100点ごとに必要な勉強時間
    約250~350時間
    → 三ヶ月なら一日約3時間半
    → 二ヶ月なら一日約5時間
  1. 文法を勉強する
  2. 単語・その他英語表現を勉強する
  3. 問題集を解き、苦手なパートを把握する
  4. 苦手なパートをメインに復習する

TOEICの理想のスケジュールが分かったら、つぎは本番前にすべきことを整理します。当サイトではロードマップどおりに記事を見ることで、本番への準備をすべて済ませることができます

以下のロードマップから手順をご確認ください。

▶ 次:TOEICの本番直前にすべきこと
▶ 前:TOEICのおすすめ参考書・問題集

TOEIC攻略のロードマップ
手順1
TOEICの基本情報を知る
手順2
TOEICに必要な英語力を知る
手順4
TOEICを理想のルーティンで勉強する
手順5
TOEICの本番直前にすべきことを知る