- 英語の基礎力を得るための最短ルートが分かる
- 英語の基礎力を得るための参考書が分かる
「中学・高校の英語ぜんぜん理解していないんだけど」「TOEICってむずかしそうだから挫折しそう」
気持ち分かります。私も英語の授業を寝まくったせいで平均点-30点とか平気でとっていました。だけど大丈夫。応急処置でも1週間、しっかり学ぶのでも2~3週間で学びなおせる最短ルートを紹介します。
「TOEICの教材だけで基礎レベルの英語力って身につく?」
そのあたりの悩みにも解決していきますね。
英語の基礎力を得るための最短ルートを知る
- 文法力を身につける
- よい文法書を使う
英語の基礎力を得るための最短ルートは[よい文法書で文法力を身につける]ことです。ではこれらを二つに分解して整理してみましょう。
文法力を身につける
文法は英語の骨格です。骨格が分かれば文章を区切ることができ、意味にあたりをつけられます。そのなかで分からない単語や表現を調べることで間違いが起こりにくくなります。反対に単語の理解だけでは意味が分からないケースが多発します。
たしかになんとなくで意味をつかめる場合もあります。いっぽうでhaveやingなどのせいで「どれが動詞?」みたいなケースはありませんか。とくに長文を読んでいるとどんどん意味が迷子になって、答え合わせのときにびっくりするほど違う意味になっていたりします。
もうすこし例を見てみましょう。たとえばこの文の意味は分かりますか。
出典:YouTubeチャンネル『やり直し英語塾 ナオック』より
この文、なんとなくだと「これはすべての人ができることだ」と訳したくありませんか。それは誤りです。ただしくは「人々ができるのはこれだけだ」になります。allを名詞ととらえpeople以下を修飾節としないと文法的エラーが起こるためです。
このようにむずかしい単語が含まれていないのにもかかわらず、訳を誤るケースはやまほどあります。それらは文法力によって補うことができるのです。
よい文法書を使う
効率よく文法を覚えるにはよい文法書が必要です。これは自明ですね。こちらの紹介はお任せください。3ヶ月の勉強で600点を取得した経験から、おすすめの文法書をピックアップしております。それでは次に進みましょう。
- 英語を学び直すための最短ルート
→ よい文法書で文法力を身につける
英語の基礎力を得るための参考書を知る
- 『一億人の英文法』
- 『中学・高校3年間の英語を10時間で復習する本』
一億人の英文法
『一億人の英文法』は解説・ボリューム重視の文法書です。
文法を簡単な言葉で解説してくれている良書です。「過去形のコアイメージは距離感。だから直接的に表現せずに距離をとって丁寧さを表す丁寧表現も過去形だよ」など、かなり納得感があります。
前置詞や副詞のコアイメージなどもイラストでまとめてくれているので、基礎固めにほんと役に立ちました。計75時間、1日3時間の勉強を3週間ほど続けることでしっかり身につくかと思います。
そういう方にはこちらの文法書をおすすめします。
中学・高校3年間の英語を10時間で復習する本
『中学3年間の英語を10時間で復習する本』『高校3年間の英語を10時間で復習する本』はその名のとおり、中学高校の英語を10時間で復習できる本です。じっさいは復習に合計30時間ほどかかりますが、それでも相当な時短になります。
これらの本は『一億人の英文法』とは異なり、こまかい理屈や内容を一切なくしてシンプルさをとったものです。とりあえず暗記さえしておけば、1週間でTOEICに必要な文法力を身につけることができます。
つまづきそうなポイントだけ解説してくれるのも初心者にとってありがたいですね。「[結果]を表す不定詞だけは前から後ろに訳そう」など、最低限の言葉でわかりやすく解説してくれている良書です。
心配になりますよね。たしかにTOEICの教材としての文法書もあるにはあります。ただほとんどは各パートを解くことに特化した対策書です。「considerに続くのは不定詞ではなく分詞だから3番が正解」というように文法を前提とした解説になっています。
勉強のセンスがある方なら根気で覚えられるのでしょうが、すくなくとも私の場合はそうではありませんでした。なので定評のある文法書で勉強することをおすすめします。
- 『一億人の英文法』
→ しっかり復習コース。期間は75時間 - 『中学・高校3年間の英語を10時間で復習する本』
→ ざっくり復習コース。期間は30時間 - TOEIC専門の教材でない文法書で勉強しても○
英語を学び直す
いま皆さんは英語の基礎力を得るために必要な情報を得ることができました。まずは文法を勉強してみてください。TOEICの勉強に入る準備ができたと感じたら、いよいよTOEICに特化した勉強のはじまりです。
TOEICの基本情報と必要な参考書を確認しましょう。さきに全体像を把握するためにも見ることをおすすすめします。
- 文法力を身につけることが重要である
- 『一億人の英文法』などが効果的である
- 文法書はTOEIC専門の教材でなくてもよい