【レビュー】TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2を使った感想

初心者ぬこ
『初心者特急パート1・2』ってどんな感じにゃ?使ってみた人の感想が知りたいにゃ。
マスターいっぬ
わかった。じゃあ今日はその特徴と感想をまとめるぞ。
  • 『初心者特急パート1・2』がどんな参考書なのかが分かる
  • 『初心者特急パート1・2』の長所・短所が分かる
  • 『初心者特急パート1・2』のレビュー・使ってみた感想が分かる

「『初心者特急パート1・2』ってどんな感じ?」という方に向けて、じっさいに使ってみた感想をレビューします。かれこれ累計50冊以上の参考書で勉強してきたので、その経験から長所と短所もまとめます。

初心者特急パート1・2の評価・概要を知る

  • 分かりやすさ
    3
  • 質のたかさ
    3
  • 使いやすさ
    4
  • ボリューム
    2
  • 評判のよさ
    3

『初心者特急』は200~400点レベルのTOEIC初心者が500~600点を目指すための参考書です。数ある参考書のなかでもここまで初歩的なものは、ほかになかなかありません。英語が大の苦手な方用です。

中身はパート1が3ユニット、パート2が4ユニットにくわえてミニテストがあります。各ユニットの進行としては気をつけるべきテーマの説明から入り、単語などをまとめた後、練習問題があるといった具合です。それでは詳しい評価を見ていきましょう。

初心者特急パート1・2の長所・短所を知る

初心者特急パート1・2の長所

  • パート1:時制と受動態に1ユニット割いているのがよい
  • パート2:各ユニットのテーマ選択がよい

パート1:時制と受動態に1ユニット割いているのがよい

『初心者特急パート1・2』では時制と受動態についてまるまる1ユニット割いています。これがよい復習の機会になりました。というのもパート1に限らず、時制や受動態の聞きわけができるかどうかは、おおきな躓きポイントかと思います。have been p.p.やis/are being p.p.などですね。

これらを含む問題がまとめて出題されているので、弱点を知れるきっかけになりました。

パート2:各ユニットのテーマ選択がよい

『初心者特急パート1・2』のテーマ選択は過不足がありません。具体的にはwhからはじまる疑問文、yesかnoで答えられる疑問文、それ以外の疑問文、疑問形ではない文の4ユニットに分かれています。

このテーマ選択がよい理由として、文庫サイズながら包括的に対策できる点が挙げられます。私がリスニング対策におすすめしている『公式プラクティス』という参考書があるのですが、こちらは量・質ともに満足している参考書です。この本とほぼ同じユニット構成でした。

例文もシンプルかつ余計なものが一切含まれていないので、頭がこんがらがることなく整理して勉強することができました。

マスターいっぬ
このサイズで不足がないってのが地味にすごい。問題量はもうすこしこなす必要があるが、導入にはこの本で十分だ。

初心者特急パート1・2の短所

  • 解法は書かれているが見落としやすい

解法は書かれているが見落としやすい

たとえばパート1の写真問題は、人がメインに写っているなら服装・持ち物・動作を、物なら位置・状態に注目するというポイントがおおくの参考書に書かれています。この本はそのようなポイントが何気ないところにさらっと書かれているので見落としがちです。

一応ユニットのはじめに書かれていることがおおいので、あらかじめ躓かないようお伝えしておきます。

マスターいっぬ
それを除くと短所はすくない。ものすごく英語が苦手なやつには向いている参考書だぞ。

初心者特急パート1・2の感想・評判を知る

ここからはほかの方の感想やレビューを紹介します。

初心者にぴったりです
Amazonレビューより

評価: 5.0リスニングが苦手なのでなんとかしたいと考えていたところ、あるサイトでこの本を見つけました。Part1は簡単すぎるかな?と思いましたがPart2は少しハードな問題もあります。初心者はまずはこの本からやるのがいいと思います

TOEIC対策初歩
Amazonレビューより

評価: 4.0入りやすい入門書です。頻出後の基礎も押さえていて、自信がつきました。

初心者特急パート1・2の総合評価・まとめ

  • 『初心者特急パート1・2』は超初心者向けの対策書である
  • テーマ選択がよい
  • 見落としやすい箇所に解法があることに注意する
総合評価: 3.0

総合評価は3.5です。この参考書は初心者向けではなく超初心者向けです。ここまで易しい問題をベースに解説してくれる参考書はなかなかありません。その意味で使う人間がはっきり選ばれるかと思います。

個人的にはもうすこし難度がたかくても十分勉強には食らいつける方がおおいと思うので、『公式プラクティス』などの初心者向けではあるが骨のある参考書をおすすめします。

とにかく英語が苦手で「リスニング0点の自身があるぞ」という方におすすめです。

TOEIC攻略のロードマップ
手順1
TOEICの基本情報を知る
手順2
TOEICに必要な英語力を知る
手順4
TOEICを理想のルーティンで勉強する
手順5
TOEICの本番直前にすべきことを知る